寄木模様の色合いに適合した木材をそれぞれの厚さに削り、模様の配色順に膠(にかわ)で圧着し、重ね合わせた素材を寄木細工固有の型に合わせて、単位模様の1辺を手鋸で切断します。
切断された単位模様を手鉋(かんな)で丁寧に仕上げます。完成された単位模様の1辺は、単位模様を作るために一組づつ膠を平らに塗布します。
単位模様を合わせ紐で締め接着します。完成した単位模様を更に拡大するため手鋸(のこ)で切断します。
切断した単位模様は更に寄せ集め膠で接着します。この作業を繰り返しながら大きな模様とします。これを種木(たねぎ)と呼んでいます。
種木を大きな特殊な鉋で1枚づつ丁寧に削ります。この鉋紙を”づく”と呼んでいます。
鉋で削られた”づく”は縮んでいますのでアイロンでのばしこれを小箱等の化粧材として使用します。